top of page

2月の御法語

一月も終わり、明日からは早いもので二月となります。

従って二月のお参りの御法語を紹介したいと思います。


廻向

当時日ごとの御念仏をも、かつがつ廻向しまいらせられ候うべし。亡き人のために念仏を廻向し候えば、阿弥陀仏、光を放ちて地獄・餓鬼・畜生を照らし給い候えば、この三悪道に沈みて苦を受くる者、その苦しみ休まりて、命終りて後、解脱すべきにて候。

 大経に、「若し三途勤苦の処に在りて此の光明を見たてまつらば、皆休息を得て復苦悩なし。寿終の後、皆解脱を蒙らん」と云えり。


平生においては、毎日の御念仏をも、ともかくも廻向なさるべきです。亡き人のために念仏廻向すれば、阿弥陀仏は光を放って、地獄・餓鬼・畜生の境界を照らされますので、この三悪道に堕ちて苦しんでいる者も、その苦しみが和らぎ、命が終わって後にはその境界を逃れることができるのです。

 『無量寿経』には「もし三悪道の苦しみの中にあって、この光明を見ることができれば、みな安らぎを得て、二度と悩み苦しむこともなくなり、命が尽きた後、みな〔その苦しみの境界を〕逃れるであろう」とあります。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

秋季彼岸法要とその後

昨日夜より激しい雨と風、所により雷といった荒れた空模様でしたが、檀信徒の皆様の御自宅では何か被害などはありませんでしょうか。真光寺はというと立て看板が一つだけ折れて倒れてしまいましたが、それ以外は大きな被害もなく無事でした。...

秋彼岸

いよいよ明日より秋の御彼岸の期間となります。 昔の方々は「暑さ寒さも彼岸まで」と言ったそうですが、現代の暑さは異常なところがありますから、普段からの体調管理や外出時の熱中症などに注意してお過ごしくださいませ。 さて真光寺では彼岸の期間に合わせまして、真光寺の檀信徒でもあられ...

秋彼岸法要ご案内

暦の上では秋ですが、まだまだそのような気配のない暑さの中で檀信徒の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 副住職はというと汗だくになりながら日々のお寺の業務に励んでおります。 さて今回はタイトルにもあります通り、秋の彼岸法要に関するご案内です。...

Comments


bottom of page