12月に入って寒い日が続いていますが檀信徒の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
12月は「師が走る」と書いて師走とも言いますから、副住職から見た師僧である住職には頑張って走り回ってもらう事にしましょう。(もちろん副住職も頑張ります)
さて今回はタイトルにもある通り「漢字パズル」に関してです。
新型コロナウイルスが流行り始めた頃から、寺庭は自粛期間の趣味として漢字の穴埋めパズルをしています。
自粛期間も長くなり、解き終わった漢字パズルも増えてきましたが、その中で仏教用語を見かけましたのでご紹介したいと思います。
その仏教用語とは「摂取不捨」です。
毎月のお参りや法要、法事などで耳にしたことがあるのではないでしょうか?
御念仏をお称えする前にお称えするお経に
光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨
というものがあります。
簡単に訳すと
「阿弥陀如来様の光明は遍く十方世界を照らして、念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」
となります。
さらに分かりやすく言うとすれば、
「阿弥陀様は世界のどこにいても見守っていてくれて私達が御念仏をお称えしたら絶対に極楽浄土に往生させてくれる」
という事です。
このような仏教用語が漢字パズルに使われていて嬉しくなりましたが、世間の漢字パズルをしている人は知っているのかな?と少し不安にもなりました。
このような仏教用語を知らない人がいなくなるように浄土宗教師として「師走」でなくても「奔走」していこうと思います。
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