みなさんいかがお過ごしでしょうか?
福岡はまん延防止等重点措置が解除されましたが、いまだ感染者の数は多く、なかなか油断のできない日々が続いていますね。
さて突然ですが問題です。
上の文章の中に実は仏教から誕生した言葉があります。
果たしてどの言葉なのか分かりますか?
それは『油断』です。
言葉の意味を広辞苑で調べてみると、
『気をゆるめて、注意を怠ること。』
とあります。
ではなぜ油を断つと注意を怠るということに繋がるのでしょうか?
それは仏教における常夜灯の考えからきているという説があります。
みなさんのご家庭のお仏壇でお参りする際にもライターやマッチなどで蠟燭に火を灯しますが、仏教において火は清らかなものとして扱われています。
昔はこの火を昼も夜も絶やさずに灯していました。
これが常夜灯というものになります。
この時に油を使って火を灯していたのですが、気をゆるめて、注意を怠って、油を断ってしまうと火が消えてしまいますので、そうなることのないように気をつけなさいというところから現代の『油断』に繋がったと言われています。
このように普段何気なく使っている言葉の中にも仏教と関わりのある言葉はありますので、みなさんも気になった言葉などあれば調べてみてはいかがでしょうか?
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