御十夜法要の予定が決定いたしましたので檀信徒の皆様にご連絡させていただきます。
そもそも御十夜法要とは何かと言うと浄土宗が大切にしている経典の一つである「無量寿経」に説かれている内容に由来しています。
その内容とは
この世において十日十夜の間 善行を行うことは、
仏の国で千年間 善行を行う事よりも尊い
というものです。
どちらも同じく善行を行っているにもかかわらず、なぜこの世での十日十夜と仏の国での千年間を比べて短い方が尊いとされているのでしょうか。
それにはこの世と仏の国の善行の難しさに起因すると言われています。
浄土宗の考える仏の国である西方極楽浄土は「極楽」とある通り、仏になるための修業を極めて楽に行うことができる土地であるとされています。
それに対して、私達が現在生きているこの世は迷いの世界であり、修行を行うにも様々な苦しみや煩悩など修行の妨げとなるものがたくさん存在します。
そのような迷いや苦しみの世界の中で善行を行うことが素晴らしい事であるとして、仏の国での善行よりも尊い、勝れているとされているのです。
檀信徒の皆様には十日十夜に渡って行うことは難しいかもしれませんが、ぜひ御十夜法要に参列いただき、善行を積んでいただければと思います。日時は１１月６日（日曜日）午後一時より開始予定となっておりますので、時間などお間違えのないようにお越しください。
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