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九月の御法語

今月は以前から案内していた通り、皆様の御自宅での月参りは実施いたしませんが、真光寺の本堂にて行うお参りの際に読む御法語を紹介いたします。


護念増上縁(ごねんぞうじょうえん)

問うて云く、摂取の益をこうぶる事は、平生か臨終か、いかん。

答えて云く、平生の時なり。その故は、往生の心まことにて、我が身を疑う事なくて、来迎を待つ人は、これ三心具足の念仏申す人なり。この三心具足しぬれば、必ず極楽に生まるという事は、観経の説なり。

かかる志ある人を、阿弥陀仏は、八万四千の光明を放ちて照らし給うなり。平生の時、照らし始めて最後まで捨て給わぬなり。故に不捨の誓約と申すなり。


問い。阿弥陀仏の救いの利益を蒙るのは、平生か臨終か、どちらでしょうか。

答え。平生の時です。つまり、往生を願う心に偽りがなく、わが身[の往生]を疑わずに来迎を待つ人は、三心を具えた念仏を称える人です。この三心を具えているならば必ず極楽に生まれるということは『観無量寿経』の説です。

このような志のある人を、阿弥陀仏は、八万四千の光明を放って照らされるのです。平生の時に照らし始めて、臨終までお捨てになりません。ですから「[念仏者を救い取って]捨てることがない誓約」というのです。


阿弥陀仏の救いの光は念仏者を平生から臨終まで照らし続けてくださいますから、安心して日々の生活を過ごしていきましょう。

また本日、月参りをお申し込みの方々のお参りを真光寺本堂にて実施させていただきました。ご協力ありがとうございました。

明日以降も本日同様、お申し込みをされた方のお参りを実施いたします。

参列希望の方はお早めにご連絡ください。


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