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お食事処 副住職

年明けから半月ほどが経過しましたが、檀信徒の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。


真光寺ではテレビ出演という大きな出来事がありましたが、それ以外に関しては大体例年通りの生活をしています。

その例年通りの生活の一つが鏡餅などの餅の消費です。

真光寺に御正月の期間にお参りに来られた方は御存知かもしれませんが、真光寺では本堂、納骨堂、法然上人の前、善導大師の前など様々な場所に一般的な大きさより大きな鏡餅をお供えしております。それ以外にもお雑煮などに入れるために普通サイズのお餅をいくつか用意しているので、お正月が終わった後にもかなりの量のお餅が残っています。

毎年のことではあるのですが、このお餅をどうやって美味しく食べようかということで真光寺流のお餅調理術をお伝えしたいと思います。


その料理の名前は…揚げ餅です!

調理工程① 餅切り

普通サイズのお餅は食べようと思えば一度の食事で一個二個と食べることができますが、真光寺にお供えしているお餅は二段重ねの餅一つ一つがお米で五合分くらいあったりします。これを一回で食べるには大きすぎるために餅を切るところから調理は始まります。この時に揚げ餅にするための餅は大きくても2㎝以内の角切りにします。(この小さく切るのが餅が硬くなっていると大変なんです…)一般的なサイズの餅であれば四分の一から六分の一くらいの大きさにするといいでしょう。形は大小あっても良いのですが、大きすぎるとこの後の工程で上手くいかないことがあるので極力小さめを意識して切っていきます。


調理工程② 乾燥

切ったお餅をバットやザルなどに広げて風通しのよい日陰の場所で乾燥させます。乾燥させる期間としては様子を見ながらではありますが、餅の表面に若干ひび割れが見えるくらいまで乾燥させます。この乾燥の際に風通しが悪いと湿気などから餅にカビが発生したりしてしまうので、風通しと時折混ぜてみるなど各御家庭で工夫してみてください。

表面が軽くひび割れるくらいに乾燥させたら、密閉できる瓶などに入れてある程度の期間保存することができます。


調理工程③ 揚げる

”揚げ餅”と言うくらいですから、揚げないといけませんよね。低温の油の中へ乾燥させた餅を入れて時折全体を動かしながらじっくり揚げていきます。じっくりじっくり揚げていくと乾燥させた餅がおかきのように膨れていくので、膨れて餅全体が茶色に色づいた頃合いでしっかりと油を切って揚げ終わりです。この後まだ熱い間に塩や顆粒だし、カレー粉などのお好みの調味料を全体にまぶして出来上がりです。揚げたては熱いので気を付けてください。冷めてからでもおかきのように美味しくいただけます。


しっかりと乾燥させていればかなり長期間にわたって保存できますし、食べたいときに食べたい分を揚げてお好みの味付けで食べることができますので、良ければぜひお試しください。(食べ過ぎると体重がグググッと増えるのでご注意ください)

また好評であれば別のお餅時短レシピや副住職の作ってみた料理なども載せていきたいと思います。 


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