本日、真光寺におきまして御忌法要を実施いたしました。
雨が降り足元の悪い中、参列してくださった皆様、本当にありがとうございます。
今回の御忌法要は浄土宗開宗850年の慶讃法要ということもあり、総本山知恩院の元執事であられる堀田定俊上人による導師や総本山知恩院と浄土宗からの祝辞など例年とは異なる形式での法要となり、参列した方にとっても記憶に残る法要となったのではないでしょうか。
その今回の法要の最中に御導師様が『開宗の文』というのを読み上げられました。
この『開宗の文』というのは浄土宗において非常に重要なので改めて紹介したいと思います。
開宗の文(漢文)
一心専念弥陀名号
行住坐臥不問時節久近
念々不捨者
是名正定之業
順彼佛願故
開宗の文(書き下し)
一心に専ら弥陀の名号を念じ
行住坐臥に時節の久近を問わず
念々に捨てざる者
これを正定の業と名づく
彼の佛の願に順ずるが故に
法然上人は善導大師の記されたこの一文から凡夫が救われる方法は称名念仏であるとして浄土宗を開かれました。こうして開かれて850年の時を経て、我々のもとに称名念仏の教えが届いていることを喜びつつ、これから先の一日一日を御念仏と共に歩んでいきましょう。
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