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蓮の台

ブログを確認してくれている皆様ならタイトルは何と読むのかは分かりますよね。

私たちは西方極楽浄土に往生した際には極楽の池に咲く蓮の花の上に生まれ変わると言われています。この蓮のことを蓮の台(はすのうてな)または蓮台(れんだい)と言います。


蓮と言えば、真光寺では大きな鉢で蓮を育てています。先代住職が植えはじめて、現在も植え替えを行いながら毎年いくつかの美しい花を見せてくれます。正直、植え替えの際は鉢に水が入っているのでとても重たいですし、泥水なので匂いや汚れも気になりますが綺麗な花を見ると癒されるので頑張って植え替えをしています。

その蓮は二月に植え替えをしたところなので、まだまだ芽が出始めたところで花が咲くのは先のことになりそうです。しかし、共に育てている睡蓮は今朝、一足先に六つほど花を開かせていました。


蓮と睡蓮、どちらも「蓮」の字が入っていますし、花の形が良く似ているので近しいものと思いがちですが、実は全く違う種類の植物になります。


蓮はハス科ハス属の挺水植物(ていすいしょくぶつ)です。挺水植物とは水面から葉を立ち上がらせる植物で、葉の形は円形をしており、水をはじきます。

一方で睡蓮はスイレン科スイレン属の浮葉性植物(ふようせいしょくぶつ)です。浮葉性植物とは水面に葉を浮かべる植物で、葉には切れ込みが入っており水をはじきません。


私達が極楽往生した際には蓮の上ですので、水面より上に葉や花があり、その上で修業をするということになりますね。

高いところが苦手な方や副住職のように体重が気になって蓮の茎がポキッと折れないか不安な方も極楽では一切の苦痛は取り除かれていますから安心して修行されてくださいね。


また蓮や睡蓮の花が咲いているところを見たい方は是非午前中にお越しください。午後になるとどちらの花もしぼんでしまうことが多いです。



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