昨日、熊本において震度5弱の地震が起こったとの速報が流れました。
幸いにも真光寺付近では地震による被害はなく済みました。
しかし、今では知らない人が多くなってきましたが、今から69年前の昭和28年6月28日に北九州大水害が起こりました。6月25日より降り続いた雨は山津波を引き起こし、その土石流は関門海峡まで達したと言われています。
当時、青年団をしていた先代住職は土石流によって行方不明となった方々の捜索に必死だったと私に話をしてくれました。
真光寺においても墓石が流され、墓石の下に埋葬されていた御遺骨もかなりの数が流されてしまいました。
交通網に関しても関門鉄道トンネルが水没し、上下線共に運休となり、復旧までは22日間を要しました。それ以来、JR門司駅ホームからトンネル出入り口には防水扉が設置され、毎年梅雨が近くなると防水扉の開閉訓練が行われ、災害対策を行っているそうです。
最近では天気予報が早くから大雨や洪水、高波などの注意を促してはくれますし、大きな災害に備えた対策などもされています。しかし、災害はいつ、どのような規模でやってくるのか分からないものですので、改めて気を引き締めていきましょう。
山津波で落ちてきた大岩石に唖然と立ち尽くす人々
土石流の爪痕
28日は日曜日でした。朝の映画館は10円でした。
映画が終わり外に出ると道は川のようにゴウゴウと流れていました。
やっとこ、お家に着いた思い出があります。
10歳のときです。 ケンジ