本日は7月7日ということで世間一般でいう所の七夕ですね。
皆さんのお家では笹に願いを書いた短冊を飾られたりしましたか?
浄土宗の総本山である知恩院では御影堂というお堂に笹を持ち込み、願い事を短冊に書く七夕法楽が行われました。
真光寺でも七夕飾りを作って、笹に飾り付けをしました。
願い事はコロナ終息、世界平和、副住職のダイエットの成功、副住職の恋愛成就などたくさん願ってしまいました、、、
是非叶って欲しいものです。
さてここまで七夕についてお話をしてまいりましたが、皆様の思う七夕はどのような印象がありますか?
一般的なイメージとして七夕と言えば、織姫と彦星が天の川で再会を果たすというロマンティックな説話がありますが、実は仏教とも関わりの深い行事であると言われています。
お盆は旧暦の7月15日を中心に行われますが、その前の7日はお盆にご先祖様をお迎えするために精霊棚(しょうりょうだな)と幡(はた)を準備する日ということから「棚幡(たなばた)」と呼ばれ、7日の夕方からその準備を始めたところから「七」の「夕」と書いて「七夕(たなばた)」と呼ぶようになったと言われています。
また「笹の葉サラサラ~」の歌いだしが有名な童謡「七夕さま」の2番の歌詞は「五色の短冊~」と始まります。この五色の短冊も施餓鬼会で餓鬼棚の上に掛けられる五色の旗(五如来)や和紙で作られる小型のお盆供養幡がその原型ではないかと言われています。
以上の話は多数ある説の一つではありますが、古くから続けられてきた大切な日本の文化であることに変わりはありませんから是非大切にしていきましょう。
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